地方コミュニティ活性化のためにJBUGを開催してみました [クラスメソッドコミュニティAdvent Calendar 2024]

地方コミュニティ活性化のためにJBUGを開催してみました [クラスメソッドコミュニティAdvent Calendar 2024]

2024年地方コミュニティを活性化するためにJBUG大分を立ち上げました。その経緯とまとめをブログにしてみました。
Clock Icon2024.12.02

このブログはクラスメソッドグループコミュニティ活動 Advent Calendar 2024 の12/2投稿記事になります。


自己紹介

AWS認定トレーナーの平野です。最近は生成AI系のトレーニングにはまってます。
大分県在住で、リモートワーク歴15年です。

私のコミュニティ活動遍歴

本題の前に、私のコミュニティ遍歴を軽くご紹介します。

最初の出会いは 2013年3月、JAWS-UG大分勉強会の第1回目でした。AWSを始めて数ヶ月の頃で、たまたま見つけて参加しました。
なんとも言えない熱量のみなさんが、わざわざ地方までやってきてくれること自体が嬉しかったです。
またそれ以上に、地方に住んでる嗅覚の鋭いエンジニアがつながったこと自体も、人生を変えるおおきな体験でした。

その後、JAWS-UGに運営に携わってきました。

コレをきっかけに、地元のコミュニティ「大分ハンズオン祭」や、福岡の様々な勉強会。全国のJAWS-UG、等々さまざまなコミュニティに「勉強会おじさん」として参加してきました

JBUGの出会い

JAWS-UGを運営する中で、様々な方に参加いただきました。エンジニアはもちろんのこと、デザイナー、営業さん、経営層、県職員、等々です。特にスタートアップ/創業支援系のつながりから、リーダーシップを持った方に多く参加いただきました。
一方、エンジニア以外の方にとって、JAWS-UGの勉強会が直接お役に立つケースはあまり見受けられませんでした。
もっと幅広い層の皆さんに役に立つコミュニティ作りも検討したいと思っていました。

2013年12月、たまたま声をかけられて参加したのが Backlog World 2023でした。BacklogのユーザーコミュニティJBUGの全国大会になります。
JBUG初参加のアウェー感の中、あることに気づきました。

ココで輝いているのは、職種に限らず、泥臭いプロジェクトを成し遂げた人たち

これなら幅広い層の皆さんに役に立つコミュニティを作れるのでは無いかと、そのとき思いました。


JBUGおおいた開催へ

まずは地元にBacklogがどのくらい普及をしているか確認してみました。といっても、地元の飲み会で聞いた見ただけなのですが、想像以上に多くの人が使っていることが分かりました。中にはasanaから移ってきたという人もいて、水面下では多くの人が使っているという感触を得ました。
併せて、SNSでつぶやいていたら、ヌーラボのコミュニティマネージャーの藤本さん(マコリーヌ)から連絡があり、一気に開催する運びになりました。

開催に当たっては、持続可能なコミュニティを目指すため、スロースタートすることになりました。

第0回開催

スロースタートということで、キックオフを兼ねた第0回を開催することにしました。
気軽に参加できるように、金曜日の夜に開催することにしました。

第0回では、JBUGおおいたの目指すところの共有、Backlogを活用するとこんな良いことがあるという共感、そしてつながりを継続するためのDiscordへの登録依頼に重点を置きました。

時間 タイトル 登壇者
19:15 - 19:30 受付
19:30 - 19:35 開会あいさつ JBUGおおいた運営
19:35 - 19:50 JBUGとは JBUG運営
19:50 - 20:05 JBUG大分の目指すところ JBUGおおいた運営
20:05 - 20:25 決断するための勇気、そのためのBacklog 株式会社Fusic 清家さん
20:25 - 20:40 Discord登録タイム JBUGおおいた運営
20:45 - 20:50 クロージング・撤収 全員

https://jbug.connpass.com/event/310608/

第1回開催

第0回の成功をきっかけに、いよいよ本開催へシフトしていきます。
本開催はでは、次のようなことをこだわりました。

  • より多くの時間を確保するために、土曜日の午後に開催する
  • よりコミュニケーション出来るように、勉強会開催会場でそのまま懇親会を行う

そして、第1回のテーマですが、まだまだハードルを上げるには早いですし、でも何か良い体験をしてもらいたいと考え、プロジェクト管理を体験できるボードゲーム「プロジェクトテーマパーク」を使ったワークショップをメインに構成しました。

時間 タイトル 登壇者
13:30 - 14:00 受付
14:00 - 14:10 オープニング JBUGおおいた運営
14:10 - 14:30 プロジェクトテーマパークを利用した人材育成 クローバーソフト代表取締役
杉山美鈴さん
14:30 - 14:50 プロジェクトテーマパークのルール説明&ゲームの準備 JBUGおおいた運営
14:50 - 15:20 ゲーム①2〜3ヶ月 全員
15:20 - 15:30 振返り 全員
15:30 - 15:40 休憩&ネットワーキング 全員
15:40 - 16:50 ゲーム②通常モード 全員
16:50 - 17:00 振返り 全員
17:00 - 17:10 休憩&ネットワーキング 全員
17:10 - 17:20 Backlogでシンプルにプロジェクトマネジメント 株式会社ヌーラボ
脇元さん
17:20 - 17:30 もう手放せない!素晴らしきBacklog! 株式会社キーワードマーケティング
竹本さん
17:30 - 17:40 Backlog & Feedback 株式会社ヌーラボ
Joonas Samposalo
17:40 - 18:00 クロージング・懇親会へ 全員

https://jbug.connpass.com/event/318851/

第2回開催

第1回の大好評で調子に乗ってしまい、すぐに第2回の開催計画に入りました。「プロジェクトテーマパーク」を再度実施する案もあがりましたが、僕らが目指す勉強会に近づけるために登壇を中心にした開催としました。

今回のテーマは「バックログスィーパー」プロジェクトが円滑に進むようにサポートする役割の人です。

また、登壇経験のない地元の人に登壇をお願いしました。「自分なんて」と言う方ばかりだったのですが、同断された内容は非常に深く勉強になりました。コレは今後も続けたいと思いました。

時間 タイトル 登壇者
13:30 - 14:00 受付
14:00 - 14:10 オープニング JBUGおおいた運営
14:10 - 14:40 複数サイト管理するヌーラボウェブサイト課のBacklog活用術 株式会社ヌーラボ
松永 知典さん
14:40 - 15:10 新規事業部門のタスク管理の現状と苦悩 株式会社オーイーシー
坂本 将幸さん
15:10 - 15:30 自己紹介LT 全員
15:30 - 15:50 休憩&ネットワーキング 全員
16:50 - 16:05 LT1: バックログスイーパーの誕生 株式会社ヌーラボ
原田 泰裕さん
16:05 - 16:20 LT2: 初めてのBacklog活用。タスク管理初心者の体験記 株式会社オーイーシー
利光 信太郎さん
16:20 - 16:35 LT3: 課題を GPT に評価してもらう
(Livebook アプリで実装)
JBUGおおいた運営
若林
16:35 - 16:50 LT4: オフショア開発プロジェクトでのタスク管理 田原さん
16:50 - 17:05 LT5: BackLogは○○○○○○である 株式会社オーイーシー
矢野 慈征さん
17:05 - 17:30 クロージング・懇親会へ 全員

https://jbug.connpass.com/event/328560/


総括/まとめ

「幅広い層の皆さんに役に立つコミュニティを作る」というアイデアが、1年かけて形になってきました。来年はより多くの方に参加頂き、より多くのつながりに発展させたいと思っています。


謝辞

まず、この一年ご参加頂いた皆さん、登壇頂いた皆さん、お手伝い頂いた皆さん、ありがとうございました。

会場をご提供頂いた株式会社オーイーシ様、ありがとうございました。素敵な会場を無料で利用させいてただけただけでなく、勉強会会場で懇親会を開催するという目標を達成することができました。

また、運営の若林さん、コミュニティーマネージャーのマコリーヌさんには感謝を尽くしても尽くせません。本当にありがとうございました。そして、来年もよろしくお願い致します。

おまけ

私がJBUGを開催するきっかけとなった Backlog World が12/14に開催されます。今年の会場はパシフィコ横浜です。お近くの方はぜひご参加下さい!

https://jbuginfo.backlog.com/backlogworld2024/

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